消費者金融業者クロワッサンは大丈夫なの？

先日郵便受けに、クロワッサンと名乗る消費者金融からのダイレクトメールが入っていました。調度資金繰りに困っていたので、条件も非常に良く親切そうな内容に見えるので利用したいと思うのですが、この消費者金融業者は信用しても大丈夫でしょうか。

クロワッサンは廃業。同業者を名乗るヤミ金融だと思われます

消費者金融からのダイレクトメールが届くことが時々あります。消費者金融はコマーシャル等をテレビで放映しているような大手の業者ばかりではなく、日本全国の地方で事業展開している中堅・中小に分類される消費者金融も数多くあります。そのような業者はほとんどの場合小規模な経営をやりくりして地道な事業をしているのです。名前を聞いたこともない消費者金融からダイレクトメールがあっても驚くことではありません。
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そのようなダイレクトメールでは条件が非常に良いということが特徴に挙げられるでしょう。あるものは無審査であるということを大々的にアピールしています。また高額のローンを受け付けると書かれている場合もあります。また、期間限定のキャンペーンということで魅力的なものも少なくありません。そのようなダイレクトメールの内容であれば、キャッシング利用してもいいかなとくすぐられてしまいますよね。

でもその業者は真正の消費者金融業者でしょうか。あるいは貸金業者として存在しているのでしょうか。広告主が真正の消費者金融業者であるかそうでないかは、利用の安全性と大きく関わってきます。本当に消費者金融であれば安心だが、そうでなければ詐欺かヤミ金融ということになるでしょう。詐欺であればいきなり被害者になってしまいますし、ヤミ金でもあまり事態は好転しません。

消費者金融業は登録事業として、それぞれ各都道府県知事、あるいは内閣総理大臣による登録を受けることが定められています。この登録を受けていなければ、その業者はヤミ金融業者だということになります。登録している消費者金融であれば、利用者は関係法律によって保護されているのですが、ヤミ金のように未登録業者の利用は法律による保護はありません。

ですから、利用に先立って広告主が登録消費者金融業者であるかを確認することが求められるのです。やっかいことは、悪意を持っている業者の場合は登録を詐称することもあるということなのです。つまり業者名と登録番号を併記しているヤミ金も少なくありません。広告媒体上では業者名の告知は自己申告に過ぎないのです。その詐称は利用者が自分で見破る必要があるということになります。

金融庁では「登録貸金業者情報検索」ページを公開していますので、このサービスを利用すれば広告主が正規の消費者金融業者であるかを確認することができます。そこで検索できた業者を広告と見比べることで真正の消費者金融業者なのかを見破ることができるわけですね。

クロワッサンという業者からの広告を受け取って、商品内容に興味があるならばまずすべきなのはクロワッサンという業者は存在するのかを調べるということになります。この業者を登録貸金業者検索しても「検索の結果該当するデータは見つかりませんでした」という表示がされるだけなのです。インターネット上の情報は古いものも更新されずに残っている場合があります。

クロワッサンという業者もかつて存在していた業者なのです。ですが業者がいつまでも営業しているとは限らず、クロワッサンもまた廃業した業者のひとつだということになります。ですから現在、クロワッサンと名乗る金融業者は昔のクロワッサンとは関係がない、ヤミ金融業者だという判断をしなければならないでしょう。この業者からキャッシングしようということは危険だということになります。

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