ブラック企業からお金を借りた時の解決方法

ストレスを発散するため、パチンコやギャンブルに手を出しました。給料はすぐに使いきってしまうため、色々な消費者金融からお金を借りては使い、また借りるという生活を送るようになりました。こんな体たらくですから返済も次第にできなくなり、消費者金融から催促の手紙や電話が自宅に何度も来ました。そんな時に頼ってしまったのが、いわゆるヤミ金と言われるようなブラック企業です。

いつも返済の請求に怯え、頭の中でずっとお金のことばかりを考えている始末でしたから、ポストに入っていたチラシを見て「これだ！」と思い、電話をしてしまったのです。借金まみれであることを知っていながらも、そのブラック企業は一般的な消費者金融同様にお金を借してくれました。ですがその後は高金利をつけた返済の催促が相次ぎ、電話でも脅しをかけてきます。

自分で蒔いた種ですからどうにかしたいとは思うのですが、具体的な対処方法がわかりません。何かアドバイスをください。

ブラック企業には法的な対処が一番の解決策です！

まず伝えておかなければならないことは、絶対にそのブラック企業にお金を支払ってはいけません。取り立ても次第に激しくなってくるかと思いますが、負けてはいけません。そして自分一人で何とか解決しようとは思わず、警察や弁護士に相談して法的な処置を取ってもらいましょう。これが不当な取り立てをしてくるブラック企業への対処に最も適した方法なのです。

と言うのも、ブラック企業は出資法が定める利息の利率を超越していながらも、貸し付け業務を行っているからです。これは社会的に許されない行為、つまり違法であるため、それだけ刑罰もとても厳しくなっています。ですから、訴えられてしまえばブラック企業は手も足も出なくなります。今度またブラック企業から連絡があった時は、弁護士に依頼することをきっぱりと伝え、それ以降はけして連絡を取らないようにしましょう。嫌がらせは続くと思いますが、相手にしないことです。

また、法に違反した者は自ら貸し付けたお金の返済を借り手に求めることはできません。ですから、あなたにはブラック企業への返済義務はまったくないということになります。何度取り立てがあっても無視を決め込んでください。しかしあなたが相手をしなくなると、矛先が家族やおそれもあります。そうなった時もあわてないように、支払う必要がないことを家族にはあらかじめきちんと伝えておいてください。

弁護士が本格的に動き出せば迅速に対処を始めてくれますから、ブラック企業からの取り立てや催促はあっという間になくなります。それまでは弱腰な所を見せず、気丈にふるまうことが大切です。そしてブラック企業との問題が解決した後は、あなたが今までにしてきた借金ときちんと向き合うようにしてください。現状で返済が難しい場合は、債務整理という方法もあります。これもまた法的な対処方法です。

人は追い詰められた時、どんなものであってもすがりつきたくなってしまうものです。あなたは今回の一件でそれを深く感じたことでしょう。一瞬の快楽のために借りた多額のお金が、いつか自分の身を滅ぼす危険性をはらんでいるということを、今後もどうか忘れないでください。

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