年金生活者！消費者金融は頼みの綱？

わたしは5年前に定年退職をしたのですが、退職金がないため年金だけで生活しています。私の友人も同じく年金で生活しているのですが、友人は退職金があるので、よく旅行へ行ったり、ショッピングをしたりと優雅な生活を送っています。

それで先日、わたしの分のお金を出すので、海外旅行に行こうと言われたのですが、いくら長年付き合いがあるからと言っても、旅行の費用を友人に出してもらう事は気が引けます。

そこで考えたのですが、サラリーマン時代に妻と沖縄に行った事があるのですが、消費者金融から借り入れをしたことを思い出したのです。その時は10万円ぐらい借りて、1年ぐらいで返済しました。今回も収入はないので、年金証書を担保に10万円の借り入れができないかと思ったのですが、大丈夫でしょうか。

年金は収入と認められないので借り入れする事はできません

年金は収入と認められないので消費者金融から借り入れする事はできません。ただ内職やアルバイトで少しでも収入があれば借り入れはできます。ただ年齢制限があるので、中には60歳以上は借り入れできない会社もあります。また年収の3分の1を超える借り入れはできないので、10万円借りるには一年に30万円、月にすると3万円弱の収入が必要になります。

ただ収入の無い年金受給者でも、一部の銀行や独立行政法人・福祉医療機構からお金を借りる事はできますが、中には悪質な消費者金融が年金証書を担保に融資を勧めてきたりするので、注意が必要です。

特に高齢者を狙ったソフトヤミ金が世間に横行しています。アルバイト詐欺や融資保証金詐欺など融資すると見せかけて、保証金の支払を命じられたり、違法な高金利で貸付を行うなど、手口は悪質です。
（⇒70歳以上でもお金は借りられる？）

通常、消費者金融は日本貸金業協会から貸金登録許可を受けなければ、営業はできないのですが、悪質業者は無許可で貸金業を営んでいるため、法律で定められている20％を超える金利を設定したり、暴力的な取立てをします。彼らの手口はカウンセリングや返済相談にのる振りをして、最初は良心的に接してきますので、悪質業者とは分かりません。

もし悪質業者にあってしまったら、1人で悩まずに家族に相談しましょう。またクーリングオフ制度を利用したり、警察や消費者生活センター、弁護士会などにも連絡することをお勧めします。現在、金融庁ではヤミ金融などの取締強化などについて検討を行っています。

【参考ページはこちら】
年金受給者でも借りられる消費者金融はどこ？